「コスチュームジュエリーって、どんなジュエリーのことですか?」  

時折、お客さまから、こんな質問をうけます。
そう、「シャネル」「クリスチャンディオール」の宝飾を思い出していただくと、ご理解しやすいのではないでしょうか?
ダイヤモンド、ルビー、サファイヤといった宝石(貴石)を使わず、宝石以上に美しいといわれ、作られたジュエリー(アクセサリー)のことです。 (真珠、翡翠などをデザインの一部に使用したコスチュームジュエリー{サラコベントリーなど}も稀にありますが) 宝飾の価値よりも、デザインの美しさ、愛らしさ、意匠性に、価値(力点)をおいたジュエリーのことです。 アンティークジュエリー(あるいはファインジュエリー)とは、根本から価値が異なります。

このように、多くのデザイナー(Company)が、フェイクパール、ビーズ、ガラス、シェル等の素材を駆使してさまざまなジュエリーを創り、また多くの女性の人気を博しました。 デザイン性はもちろん、色使い、立体感、揺れまどう繊細さ、灼熱のような大胆さ。コスチュームジュエリーから豊穣の「美」が、語られています。 1920、30年代からを、コスチュームジュエリーの時代の始まりといってよいでしょう。

コスチュームジュエリーの女王といえば、「ミリアムハスケル」が、筆頭にあがると思います。 「ミリアムハスケル」は、アメリカのインディア州生まれ。ニューヨークで1924年に、ショップを開店。その素晴らしいデザイン性と、抜群の表現力!また、留め具にまでパール使いを施すなど、細部にまでこだわったジュエリー作りをしました。接着剤など用いず、ワイヤーで繋げた丁寧な細工や、ジョイントにビーズを使ったりと。日本では、パール(フェイク)使いが有名ですが、実にさまざまな素材を使い、意匠性に富み、ミリアムハスケルのコステュームジュエリーは、「宝石よりも美しい」とまで絶賛されました。

現在もミリアムハスケルのデザインは、工房としてうけつがれています。 いずれにしても、現在でもハスケルの商品は高値ですが、多くの人々の心を魅了しています。


「ジョセフ・オブ・ハリウッド」も、ハスケルと並ぶ、大変すぐれたデザイナーです。 作品の多くは、個性的です。とくにゴールドメタルの色使い、モチーフのユニークさに、卓越したものがあります。

「トリファリ」 コスチュームジュエリー界にとって、なくてはならない存在(Company)でしょう。 オーソドックスなデザインが多く、凡庸性がありながら、光る個性。また、品の良い作品が多いのも、特徴です。
トリファリのジュエリーを、洋服にあしらうと、思いがけないほど、ファッションが輝きを増します。「トリファリ」の人気が高く、根強いファンが、いくつもの商品をお求めになるのも、うなずけます。
また、ミステリーメーカー呼ばれている「HAR」というCompanyもありました。確かに1950年代〜60年代にかけて現存し、さまざまなジュエリーを作りつづけたのですが、その所在も背景も分からないのです。そのため、ミステリーメーカーと呼ばれ、「HAR」の商品も高値がついています。

ドラゴンやチャイナマンが有名ですが、花や星をモチーフにしたものや、ユニークで凝った作風のジュエリーも世に送り出しました。ジャクリーヌ・ケネデイ・オナシス夫人がコスチュームジュエリー好きだったことは、有名です。とくに、夫人は「KJL」ファンだったので、「KJL」のビンテージジュエリーはアメリカでは高値です。 現在は「AVON」とともに、いちご・どんぐりのモチーフの愛らしい作品から、蛇等モチーフの強い個性の作品まで、さまざま作りつづけています。

  他にも「リスナー」「コロ」「Hobe][クレイマー」「サラコベントリー」「ブーシェ」「フロレンザ」等々、素晴らしいジュエリーデザイナー(Company)が次々輩出。枚挙にいとまがないと言っていいでしょう。

もちろん、「UNSAGHIN(刻印なし)」のものでも、素晴らしいジュエリー、アクセサリーが多数あることも特筆・追記いたします。


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